neverjpのぶらり日記

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外部記憶装置?CD−ROM



CD−ROM*1 は、本来は音楽用CDを利用して文字や画像などのデジタルデータを記録し、コンピュータ処理できるようにした直径12cmの光ディスクのことです。記憶容量は650MBと700MBが主流でフロッピーディスクを使っていた頃に比べてその容量は格段に多いといえます。また、音楽用CDの製造プロセスを利用して製造費用を低く抑えられ大量生産しやすいといえます。今では、音楽、ゲーム、OS,アプリケーションソフト、画像、データの配布などに使われ、雑誌の付録にもついてくることがありますが、データの書き込みはできません。ディスクの構造は3つの層が張り合わさって1枚のCDになります。CDの裏面(銀色に光る面)は樹脂層(ポリカーボネイト)という厚さ1.2mmの透明なフィルムが貼られ保護膜のような働きをしています。この樹脂層だけの傷であれば、CDの裏面に多少の傷がついたとしてもデータの再生に支障はありません。樹脂層の下には反射膜があり、この反射層はアルミ製の薄い反射膜が貼られたもので、平らな部分をランド、凸部分をピットと呼び、らせん状に並んでいます。このピットがデータ情報になりますがピットは肉眼では見えません。そのピットが連続したものをトラックと呼び、1周は1トラックになります。そして、CDの表面(レーベル面)の固い層が保護層になります。保護層は反射層の上に薄い樹脂の保護膜があるだけでその表面にレーベルが印刷されます。このように保護層は薄いので意外とレーベル面についた傷が致命傷になることがあります。パソコンでCD−ROMを再生するにはCD−ROMドライブが必要となりますが最近のパソコンにはCD−R/RWドライブやDVDドライブが搭載されていて、それら光学ディスクドライブがあればCD−ROMのデータは再生可能です。ドライブ内でCDが回転し、ピックアップ部の半導体レーザーからレーザー光を反射層に向けて照射すると、レーザー光がランドやピットに当たります。ランドではレーザー光が強く反射しますがピットでは拡散されるために反射光は弱くなります。その反射光の強弱をピックアップの光センサー(受光素子)で受け、電流の変化に変換させて、ディジタルデータとして判断します。

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*1:Compact Disk Read Only Memory