neverjpのぶらり日記

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外部記憶装置DVD②

データ読み出しの原理はDVDドライブの中の半導体レーザからレーザ光をディスクにあて、その反射光を読み取ります。反射光は記録層の平らな部分(ランド)では強く、データが記録されているピットでは弱いため、この強弱の差を光センサーで読み取り0か1で判断します。2層記録タイプのディスクの場合は、2層目(レイヤー0)の記録層が半透明の薄い膜、1層目(レイヤー1)が通常の膜になっていて、DVDドライブのレンズがピントを切り替えて各層にあるピットにレーザ光を当てます。データの書き込みは記録層にあるグルーブという道筋に強めのレーザ光を照射しピットを形成していきます。DVD-R/+Rは記録層の有機色素の変化で、DVD-RW/+RWは記録層の相変化記録材料の変化でピットを作成します。すべてのDVDディスクの記録層にある蛇行した道筋のカーブをウォブルといい、ドライブはそれを検知しデータを読み書きする場所を確認します。DVD-R/-RWの場合はウォブル以外にディスク上に点在するプリピットから信号も検出して位置確認します。DVD-RAMはほかのディスクと違いグルーブとランドの両方にピットを形成するため、再生互換性が低いといえます。
それぞれ規格の異なるディスクは利点もそれぞれ違います。DVD-Rは多くのドライブで書き込みや再生ができるので互換性が高いといえます。DVD+RDVD+RWは規格団体(DVDアライアンス)にマイクロソフトなどパソコン関連企業が多く参加していることもあり、パソコンでは使いやすくなっています。Windows XPにはDVD+RWへの書き込み機能が標準装備しています。また、DVDドライブにも種類があり、対応するディスクの規格もそれぞれ違います。ディスクとドライブの規格があわなければ書き込みや再生はできません。しかし、2002年以降に出た「DVDマルチドライブ」「デュアルドライブ」「スーパーマルチドライブ」などは複数の規格のディスクに対応しています。最近のパソコンにも搭載されたり、外付けのドライブも多く、今やドライブは複数規格対応になりつつあります。DVD-ROM、DVD-Video、DVD-Audioなどの読み込み専用DVDドライブで問題なく再生できます。
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