neverjpのぶらり日記

コンピューター関連の記事とぶらりと出かけた先の写真など

①プロジェクトマネージメントその1

このブログを書くにあたって意図したことは情報処理全般にわたって読者に簡単に理解できるようにソフトウェアやハードウェアやファームウェアなどを説明することにありました。説明を始めることに当たってソフトウェアのそれもOS から始めたのは誤りがあったと思います。大体対象が細かすぎます。まだ先が長いのでゆっくりとIT関連の用語を説明していきたいと思います。筆者がSEをやっていたころのPMといえば、プロジェクトマネージメントを指しました。パソコンの世界で云うとプレゼンテーションマネジャを指すのではないでしょうか?ここでは前者のPMについて述べたいと思います。後者については後日OSのところで述べたいと思います。オブジェクト指向の開発が出てくる前の開発過程というと次のようなものになると思います。概要設計(要求仕様)、基本設計、詳細設計、プログラミング、単体テスト結合テスト、総合テスト、併行ラン、運用本番となるのではないでしょうか。これをウォータフォール型開発プロセスといいます。概要設計のところではシステム化対象の現業務部署に赴いて、ヒアリング調査を行い、現業務の事務フローを書き出し、電算化対象の範囲の明確化を行います。データ量の調査や各データベースの概略設計を行い、余裕を持った処理コンピュータの選定を行います。ここでのデータベースの概略設計というのは気の早いことだと思われますが、プロトタイプを設計することによってユーザ側が出来上がるコンピュータシステムをイメージし易くなるというメリットがあります。要求仕様に盛った各コンピュータ処理事項に過不足がないか吟味をします。メーカーのSEは要求仕様が定まったところから入ることが多いと思います。最近のクライアントサーバシステム(それまでの集中処理システムと違って)ではエンドユーザコンピューティングでかなりの部分が現業務部署独自でシステムの開発ができますから、役割分担がかなり違ってくると思います。オブジェクト指向の開発に対しては反復型開発プロセスと呼びます。これはウォータフォール型開発プロセスの全工程(要求仕様、設計、プログラミング、テスト)を繰り返し行うことを意味します。こうすることによって下流工程*1での要求仕様の変更を吸収することができます。SEまたはSAの行うPMについてはその2以降で述べます。
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*1:プログラミング以降の工程