neverjpのぶらり日記

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パソコン遍歴?



MZ-2000はモノクロのディスプレイが付き、その解像度は640×200ドットでした。

H/Wの構成は、CPUにZilogのZ80A 4MHz、2Dのディスケットドライブ2基、132桁英数字プリンタ(ドットインパクト型)1台、モデム1200bps1台、カラーディスプレイ1台解像度640×200ドット、8色カラー。内臓のカセットテープドライブが付いていました。

ソフトウェアではOSはDOS,CP/M,アプリケーション・ソフトウェアはT/Maker,WordStar,HuBasic,DiskBasic,日本語ワープロなどが稼動していました。その他ゲームソフトウェアなど。

T/Makerは普通のスプレッドシートのものでしたが、簡単なデータベースにもなり、ワープロにもなりました。

筆者は日本の各メーカーのパソコンに移植し、MicroREPOとして、外販をしていました。

WordStarは日本での移植で漢字処理ができるようにしました。このとき担当した人が筆者と米国駐在中一緒に働いていた人です。MZ-2000のキーボードはJIS準拠といっても、Controlキーもない代物で、代わりにHomeキーを割り当てていました。ホームキーは右上に配置され、ふつうControlキーは左下に配置されていましたから、利き手と逆で使いにくくてしようがありませんでした。

HuBasicはこれがまた優れもので、SYMBOLステートメント以外は、AppleのBasicと比較しても遜色ないものでした。当時はメモリダンプからソースを起こすといったことが平気で行われていました。筆者もゲームのメモリダンプをキーボードより打ち込んで遊んだものです。頼りは縦横のチェックサムだけでした。

(シャープ製)DOSCP/Mより優秀で、アセンブル、リンクを通してできたプログラムがローダブルだけではなしに、リロケータブルであったことです。基本的にディスクのロックなしでマルチタスクが可能でした。これは画期的なことで16ビットOSであるMS-DOS でさえも成しえなかった事です。一部のメーカーでは変則でマルチタスクを実現しているところもありましたが。

日本語ワープロといっても変換単位は熟語単位で使い勝手はいいほうではありませんでした。

モデムはPC-VANに使いました。当時チャットをしている人がどれほどいたでしょうか?

これで一式150万円ほどかかりました。今の10倍です。

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