190724
ディクショナリのキーをスマートに扱う
ディクショナリを使った処理では、キーが存在するかどうかに気を付けて処理を行わなければなりません。キーを指定した代入を実行する際には、キーが存在しない場合は新たに追加されるので、問題はあまり起きません。気を付けなければならないのは、キーを指定してディクショナリの要素を参照する場合です。存在しないキーを使ってディクショナリの要素を参照しようとすると、例外(KeyError)が発生します。
例えば、ファイルに含まれる英単語の出現回数を数える処理を記述する場合、ディクショナリでは、キーとして同じ要素を登録できません。この性質を利用して、英単語をキーとして、出現回数(数値)を登録したディクショナリを作ることにします。
この例がアイキャッチに掲載したプログラムです。
- lineに英文を代入します
- wordcountの辞書を作ります
- ループでは読み込んだ行にsplit()メソッドを使ってシーケンスを作っています。英文を空白文字で区切った結果が、1つずつ繰り返し変数に代入されていきます。英文の行が分割されて、繰り返し変数に英単語が代入され、ループが実行されます。
- 繰り返し変数がディクショナリのキーとして登録されているかを調べています。もしキーとして登録されていたら、単語のカウントを1つ増加します。代入の右側では、キーを使ったディクショナリの参照が行われています。登録されていない単語が現れると、存在しないキーを参照することになります。そのため、in演算子を使ってキーが存在するかどうかを確認する必要があります。この処理がif文で行っていることです。
- カウントに1を入れます。
- ディクショナリのキーを打ち出しています。
- ディクショナリを打ち出しています。
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