neverjpのぶらり日記

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バルテュス展を見て

バルテュス展のポスター

上野の都立美術館で「バルテュス展」を見てきた。あまり有名な絵描きとは言えないが、あのピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家である。美術史家であったポーランド人の父と画家の母のもと、1908年にパリで生まれ2001年に亡くなった。自分自身を画家とは呼ばず職人であると称していた。奥さんが日本人であり今回都立美術館に、バルテュスの世界に散逸していた絵画を一堂に集められたのもそのお蔭である。代表作が「夢見るテレーズ」で写真にあるパンフレットの表紙にあるものである。彼は少女から大人になる前の女性をモチーフにした絵画に特徴があり、私もこれを見たときごくりと唾を飲み込んだ。妙に色気を感じたのである。そのほかの作品も実物のアトリエに本当の存在にした品物の展示を見て感慨深かった。描く人または写真なら際物といわれても仕方がないところだが明らかに芸術品である。今回も有意義な鑑賞となった。

夢見るテレーズ
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