neverjpのぶらり日記

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コンバージョン

林檎庵にて

9300→90−300コンバージョンツール作成
9300は小型のIBM360互換機でした。その上位機種に9400というIBM360互換の中型機が存在していました。その後次世代のOUK90−300というIBM370互換のハードウェアが登場します。オペレーティングシステムはOS/3といってIBM360より先に行っていました。タスクが同時に8個まで走らせられ、SUシンビオントが走らせることができました。これはCARD TO PRINT、 CARD TO MT,MT TO PRINTなどがJOB CONTROL CARDなしにコンソールから走らせることができました。90−300は他にも先進的な機能も実現していました。当社のカスタマーは9300から90−300の移行を目指していましたから、手持ちのアセンブラ―のプログラムを90−300のプログラムにコンバージョンする必要がありました。社内の組織にはサポートセンターというところがありましたがそこを通すと細かいところにコンバージョンツールの変更をなしがたかったので、自分でコンバージョンツールを造ることにしました。機能としてはシュードレジスターからカバリングレジスタへのコード変更、ファイル管理テーブルであるDTFテーブルの90−300DTFテーブルへの変更、UPSI*1バイトの変更などでした。コンバージョンツールプログラムは他のカストマーにも利用されました。次回記述するコンバージョンのドキュメンテーションとセットでモニターオープンにて利用されました。
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*1:JOB STEPであるタスクを次のJOB STEPにステータスを引き継ぐ機能