neverjpのぶらり日記

コンピューター関連の記事とぶらりと出かけた先の写真など

出力装置その3



プリンタの種類:パソコンで使用されるプリンタはインパクト式プリンタとノンインパクト式プリンタに分けられます。インパクト式には文字を点(ドット)に分解してワイヤピンを突き出し印字するドットプリンタがあります。ノンインパクトには熱転写プリンタ、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどがあります。

インクジェットプリンタ:インクの微細な粒子を紙に吹き付けることにより印刷を行なうプリンタです。個人向けのプリンタで現在最も広く普及している方式です。インクを吹き出す機構は各社で異なっており、セイコーエプソンのマッハジェット方式は圧電素子によって、キヤノンのバブルジェット方式やHewlett Packerd社のサーマルインクジェット方式はインクに熱を加えて生じる気泡によってインクを射出しています。写真に近い高い画質が得られる1440dpiの高解像度の製品も、A4サイズ対応で数万円程度の価格で販売されています。

レーザプリンタ:レーザー光を利用して感光体にトナー(黒炭の粉)を付着させ、それを熱と圧力で紙に転写して印刷を行なうプリンタです。原理は複写機(コピー機)とほとんど同じです。 コンピュータから送られてくるデータをページ単位で画像イメージに組み立て、そのイメージに従ってドラムと呼ばれる感光体にレーザーを照射、トナーを付着させます。これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付けて印刷を行ないます。 4色のトナーでカラー印刷ができるものや、FAXやコピーなどの機能を持つ複合機もあります。 インクジェットプリンタなど他の方式に比べ、高品質で高速に印刷することができ、動作音も静かですが、装置が大きくて重く、発熱量や消費電力が大きい、トナーやドラムなどの消耗品が高いなどの欠点もあります。 以前は業務用の製品しかなかったですが、小型化・低価格化が進み、現在ではA4版で10万円を切る個人向けの製品も販売されています。 コンピュータからプリンタへは、ページ記述言語と呼ばれる言語で表現されたデータが送られ、これをプリンタ内部のマイクロプロセッサが解析して実際の印刷イメージを生成しています。 ほとんどのプリンタはページ記述言語としてAdobe Systems社のPostScriptを採用していますが、低価格の機種では独自の言語を使うものもあります。

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