neverjpのぶらり日記

コンピューター関連の記事とぶらりと出かけた先の写真など

出力装置その2

CRTディスプレイ:ブラウン管が使用されたディスプレイのことで、蛍光塗料が裏側に塗られた硝子盤に電子ビームを照射して画面に映像を映しています。以前はテレビやパソコンといえばCRTディスプレイが一般的に使われていましたが、場所をとって重いこと、消費電力が多いこと、電磁波が多いこと、ブラウン管の廃材処理問題などから最近はパソコンでは液晶ディスプレイ、テレビでも大型人気もあり液晶ディスプレイが主に使われるようになりました。
CRTディスプレイの仕組み:CRTディスプレイの中にはチューブがあり、その先に懐中電灯のような電子銃があります。そこから放出された電子ビームが直線状に進むと、チューブの狭まったところにある偏光ヨークという場所で電子ビームが屈折されます。偏光ヨークでは大量のコイルを巻いたものを搭載して電流を流し磁界を発生させて電子ビームの進行方向を曲げる仕組みになっています。このように上下左右に進行方向を曲げられた電子ビームがマスクを通り、画面内壁の蛍光塗料が塗られた蛍光体に照射され発光します。
文字が表示される仕組み:電子銃から放出された電子ビームは偏光ヨークで進行方向を上下左右に少しずつ曲げられて高速移動しながら画面全体を照射して蛍光体を発光させて映像を写し出しますが、その電子ビームの高速な動きを走査といいます。走査方法は画面左上から始まり右端まで平行移動しながら走査し、右端まで行った時点で一段下がり左端からまた走査します。この動きを画面下まで繰り返します。このように1本ずつの水平線がきちんと走査することをノンインタレースといいます。これに対して、水平線が1本おきに走査し、最後まで走査し終わったら、偶数番目の水平線を走査することをインタレースといいます。簡単に言えば走査中に画面上にある残光と残像が図や文字として見えます。インタレースはテレビで多く採用されています。ノンインタレースはパソコンで多く採用されています。
人気blogランキングへ←人気blogランキングに参加しています。よろしければ1票を!