neverjpのぶらり日記

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Windows Vista:e-wordsより転載

Microsoft社が5年ぶりに発売するパソコン向けの新OS。同社の「Windows XP」の後継製品。企業向けボリュームライセンスのリリースが2006年11月、小売店販売およびパソコン製品へのバンドル販売は2007年1月に開始された。世界中では全8種類のエディションが用意され(日本国内では5種類が発売)、それぞれ32ビット版と64ビット版が準備される。 Windows VistaWindows XPと比べて様々な新機能が準備されている。ウィンドウ透過させたり3Dで管理できる「Windows Aero」、インターネット接続設定やユーザアカウントの作成など、初期設定がつまった「ウェルカムセンター」、複数の段階でのバックアップと復元を行い、ハードウェア障害やユーザエラーなど問題からデータを保護する「Windowsバックアップ」、デスクトップに機能を追加できる「Windowsサイドバー*1」や「Windows Vistaガジェット*2」、ClearType*3に対応した新しい日本語フォント「メイリオ*4」などがある。そのほか、最近公開されたばかりのWindows DefenderやInternet Explorer 7などもWindows Vistaには標準搭載されている。  Windows Vistaを動作させるための最低システム要件は、800MHz以上のCPU、512MB以上のメインメモリ、20GBのハードディスクとされている。しかし、Windows Vistaの新機能をふんだんに活用するには、それ以上のスペックと高いグラフィック機能が求められる。Windows Vistaの「システムのプロパティ」には、パソコンの動作適正を診断し、最低システム要件を1.0とし、最大5.0までの数値で各種性能を評価するベンチマーク機能が新たに取り入れられている。
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*1:ソフトウェアのウィンドウやWebページの左側や右側に縦長に配置される表示領域のこと。 メイン領域の表示の変遷に関わらず常に同じ内容が表示されるよう設定されていることが多く、そのソフトウェアの使用やWebサイトの閲覧に際して頻繁に必要とされるような機能や情報が配置される。具体的には、全体を俯瞰するメニューやページの閲覧履歴、検索機能、広告などが置かれることが多い。メイン領域を挟むように左右両側にサイドバーが配置されているWebサイトなどもある。

*2:目新しい道具、面白い小物、携帯用の電子機器といった意味の英単語。IT分野では、厳密な定義は無いが、デジタルカメラや携帯オーディオプレーヤー、ICレコーダー、PDA(携帯情報端末)、多機能の携帯電話、携帯ゲーム機などのことを指す。人目を引く、気の利いた、ユニークな機能の、といったニュアンスを込めて使われる例が多い。単体で動作する機器のことを指すことが多く、デジタルな小物でもパソコンの周辺機器などは含めないことが多いが、USBメモリWebカメラなどはガジェットの一種として紹介されるのをよく見かける。

*3:Microsoftが開発した、画面上でアウトラインフォントを精細に表示する技術(フォントスムージング技術)。 基本的には一般的なアンチエイリアシング処理と同様で、文字と背景の境界部に両者の中間色を配置して階調をなめらかに調整する。 ClearTypeではさらに、一般的なカラーディスプレイのピクセルが赤・緑・青の三原色の画素を並べ、その組み合わせで構成されている点を利用し、各色ごとに階調を制御することによって、より細かい階調の変化を表現できるようになっている。 ピクセルをさらに画素ごとに分割して個別に処理するこのような手法を「サブピクセルレンダリング」と呼ぶ。 同社の電子ブックリーダー「Microsoft Reader」に液晶ディスプレイ向けのスムージング技術として搭載され、Windows XPではCRTディスプレイでもClearTypeを利用できるよう改良されたものが実装されている。 ClearTypeはカラーディスプレイの特徴を意識して設計されているため、モノクロディスプレイでは通常のアンチエイリアシング程度しか効果がない。 また、ビットマップフォントについては、補間用のデータが存在しないため、ClearTypeは機能しない。

*4:Microsoft社がWindows Vista日本語版の標準フォントとして開発した日本語フォント。語源は日本語の「明瞭」。 メイリオは角ゴシック(Sans-Serif)系のデザインで、従来の「MS ゴシック」に代わってWindows標準フォントとして画面表示や文書作成のデフォルトフォントなどに使われる。最新の文字コード標準であるJIS X 0213:2004(いわゆるJIS2004)に対応しており、従来表示できなかった人名漢字などの表示が可能となった。JIS2004では一部漢字の字体が旧規格から変更されたため、移行に際して混乱も予想される。 メイリオはアウトラインフォントのみで構成され、画面上でフォントを精細に表示する「ClearType」の使用を前提としている。従来のシステムフォントは、小さい文字サイズでアウトラインフォントを表示すると細部が潰れてしまって上手く表示できないため、いくつかのサイズのビットマップフォントを内蔵していた。